今月気になる作品
★★ ソラニン (リンク参照)。
★★★ シャッター・アイランド (この映画で、スコセッシの主要テーマが「パラノイア」であったことがわかる。タクシーの「密室」から孤島の医療刑務所まで拡大されても、基本は変わらない)。
★★★★ 第9地区 (リンク参照)。
★★★ 月に囚われた男 (リンク参照)。
★★ アリス・イン・ワンダーランド (リンク参照)。
★★★★ 17歳の肖像 (リンク参照)。
★★★★ オーケストラ! (リンク参照)。
★★ クロッシング (リンク参照)。
★★★ ジョニー・マッド・ドッグ (気を滅入らせる意味では今月最高。少年がポルポトの少年兵士のように変貌して行く恐ろしさ。その先には虚無しかない)。
★★★★ プレシャス (リンク参照)。
★★★ ボーダー (鍵を暗示しながら、その予想を裏切る結末に、「そりゃないよ」と言いたくなるが、そのヒネリ具合が面白い。デニーロ65歳、パチーノ68歳の作品ながら、演じる人物たちは精力旺盛)。
★★★★ スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド (なまりの強い英語をまくしたてる「思想家」のしたたかさが鼻につくが、次第にその魅力に惹きこまれて行く。映画の声の分析のところなど、「理論」に合う作品だけを選んでいる感じもするが、そのお手並みは見事)。
|